はじめて野菜を栽培する人へ。家庭菜園でのナスの育て方

はじめて,野菜,栽培,家庭菜園,ナス,育て方,方法,初心者 ゼロから農業
この記事は約12分で読めます。
スポンサーリンク
わびさびすと
わびさびすと

防衛省、市役所職員を経て航空業界(外資系)で働く30代、わびさびすと(@wabisabist)です。

この記事で解決できる悩み
  • ナスを育ててみたい!
  • でも、はじめてだから何もわからない…
  • ゼロからナスの育て方を教えてほしい!
解決します!

この記事で紹介する『はじめて野菜を栽培する人へ。家庭菜園でのナスの育て方』を実践すると、今まで野菜を栽培したことがない人でも立派なナスを育てることができるようになります。


なぜなら、私がサラリーマンとして働きながら野菜作りを始めたときに、わからなかったことをこの記事にすべて詰め込んでいるからです。


この記事では、 野菜を育てたことがない人でもよくわかるナスの栽培方法を紹介します。


記事を読み終えると、野菜作りを始める上での不安や疑問はなくなって、簡単にナスの栽培を始めることができますよ。

わびさびすと
わびさびすと

私もまだまだ初心者なので、中級~上級者には向かない内容です。

ナスの栽培カレンダー

まずはナスの育て方の全体像を見てみましょう。

  • 4月中旬
    土作り
    石灰・元肥の投入、畝立て、マルチング
  • 5月上旬
    植え付け
    苗を購入して植え付け
  • 5月中旬~8月下旬
    管理作業
    支柱立て、誘引、水やり、芽かき、摘心など
  • 7月上旬~11月上旬
    収穫
    枯れるまで長期にわたって収穫

5月上旬に植え付け、7月上旬〜11月上旬まで長期にわたって収穫できます。

わびさびすと
わびさびすと

あくまで目安なので、地域によって多少時期をずらしてください。


上のカレンダーを見て、すでにわからない言葉があるとは思いますが、後ほどわかりやすく説明しますので安心してください。

ナスの土作り

ナスに限らず、はじめて野菜を栽培するときに戸惑うのが土作りですよね?


どんな野菜作りでも、土作りの基本的な手順は同じです。

  • 植え付けの3週間前
    堆肥の投入
    水はけや水持ち、通気性の良いふかふかの土を作る
  • 植え付けの2週間前
    石灰の投入
    栽培する野菜に合った酸性度(pH)に調整する
  • 植え付けの1週間前
    元肥の投入
    植物の発育を促す栄養を施す
  • 植え付けの1週間前
    畝立て
    畑の土を細長く盛り上げる
  • 植え付けの1週間前
    マルチング
    土をシートなどで覆う

以上の手順をもとに、栽培する野菜の特徴に合わせてアレンジします。


ナスの原産地はインドで、高温多湿を好み、日本の夏にあった育てやすい野菜です。

わびさびすと
わびさびすと

詳しくは次のとおりです。

堆肥の投入

堆肥たいひとは、有機物(落ち葉、雑草、生ごみ、米ぬか、油粕、畜ふんなど)を微生物の働きで発酵・分解させて作ったものです。


堆肥の主な効果は次の3つ

  • 土をふかふかにする
  • 病害虫に強くなる
  • 肥料持ちがよくなる

堆肥を投入するとしばらく土が乾きやすくなるので、植え付けの週間ほど前に行います。

石灰の投入

石灰は、栽培する野菜に合った酸性度(pH)に調整します。


ほとんどの野菜はpH6.0〜6.5あたりの弱酸性土壌でよく育ちます。


1㎡あたり苦土石灰200g程度を混和させておきます。


石灰を土に混ぜ込んでから効果が出るまで多少時間がかかるため、植え付けの週間ほど前に行います。

元肥の投入

元肥もとごえとは、植え付け前に与える肥料のことです。
一方で、野菜の生育に従って与える肥料を追肥おいごえといいます。


ナスは、茎葉を伸ばしながら次々と実をつけていくので、肥料切れしないようにします。


トマトなどは肥料が多いと枝葉ばかり茂って実がつかない「つるぼけ」になりやすいのですが、ナスはなりにくいので定期的に追肥をします。


肥料は「マイガーデンベジフル」のようなバランスのとれた配合肥料がおすすめです。

畝立て

畝立てうねたてとは、野菜の種をまいたり、苗を植えたりするために、畑の土を細長く盛り上げた「畝」をつくることです。


畝立ての主な効果は次の4つ

  • 水はけや通気性がよくなる
  • 根が張りやすくなる
  • 地温が上がりやすくなる
  • 作業性がしやすくなる

ほとんどの野菜作りでは畝立てをしたほうがいいです。


では、次に畝立てのポイントです。

  • 南北に向けるのが基本 ⇒ 日光を効率よく受けられる
  • 畝の幅は60〜100cm ⇒ 作業しやすい幅
  • 畝と畝の間は60cm ⇒ 狭すぎると日当たりや風通しが悪くなる

ナスの収穫時期は7月から11月までとかなり長いです。
そのため、しっかりと畝立てすることをおすすめします。

マルチング

マルチングとは、土をシートなどで覆うことです。


マルチングの主な効果は次の4つ

  • 地温の調節
  • 雑草の抑制
  • 乾燥防止
  • 病気予防

マルチングの最大のメリットは地温の調節と雑草の抑制で、この目的に万能に使えるものが「黒色マルチ」です。

ナスの植え付け

ナスの植え付けは5月上旬頃が適しています。


少し暖かければ4月下旬頃でも大丈夫です。


この頃になるとホームセンターなどでナスの苗がたくさん並ぶようになります。


ただ、野菜の栽培をしたことがない人にとって「どんな苗を買えばいいのか」「どのように植えればいいのか」など、いろんな疑問が浮かびます。

わびさびすと
わびさびすと

私も家庭菜園を始めた頃は何もわからずとても困りました。


結論としては、以下に紹介する3つを抑えておけばOKです。

ナスの良い苗の選び方

ナスの苗には、種から育てられた実生苗みしょうなえと、病気に強い品種に接ぎ木をした接木苗つぎきなえの2種類があります。


それぞれの特徴は次のとおりです。

実生苗
  • 安い
  • 成長が遅い
  • 病気になりやすい
接木苗
  • 高い
  • 収穫期間が長い
  • 病気になりにくい
わびさびすと
わびさびすと

個人的には接木苗がおすすめです。


次に苗選びで覚えておきたいことです。


一般的に良い苗の特徴は主に次の5つです。

  • 茎が太く、まっすぐ伸びている
  • 葉に厚みがある
  • 葉の色が濃い
  • 葉が密集している
  • 株元が安定しており、ぐらついていない

良い苗の特徴にあった苗を選んでおけば、問題はありません。


ただし、ポットの中で根が絡まっていたり、すでにアブラムシがついているような苗は避けたほうがいいでしょう。

ナスの苗の植え付け方法

ナスは本葉が5〜6枚出てた頃に植え付けます。


ナスの苗の基本的な植え付け方法は以下のとおりです。

  • STEP1
    植え付け前にポットごと水につけて吸水させておく
  • STEP2
    苗と苗の間は60㎝ほど離して植え付ける
  • STEP3
    植え付け直後は仮支柱を立てて苗を支える

ナスのコンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは、一緒に植えることでよい影響をあたえる植物のことです。


ナスと一緒に植えることで良い影響を与えるコンパニオンプランツには次のようなものがあります。

  • バジル、パセリ:においによる害虫よけ、根の水分吸収の違いによる相互成長
  • ネギ:におい、天敵による害虫よけ、根に共生する菌類で病気予防
わびさびすと
わびさびすと

あまり植えすぎると、成長を妨げるので1種類がおすすめです。


ナスの管理作業

ナスの苗を植えたら終わりではありません。


収穫までの作業には次のようなものがあります。

  • 支柱立て
  • 仕立て
  • 誘引
  • 水やり
  • 追肥
  • わき芽かき
  • 下葉かき
わびさびすと
わびさびすと

作業と言ってもそんなに難しくないし、野菜の成長を見られるので楽しいですよ。

ナスの仕立て

仕立てとは、幹や枝、葉などがある程度成長した樹木を、目的とする姿につくりあげることです。

ナスの仕立てについては、いろんな工夫をしている人もいますが、基本的には「2本仕立て」「3本仕立て」になります。


それぞれの特徴は次のとおりです。

2本仕立て
  • 主枝と側枝1本を誘引・固定
  • 支柱が2本必要
3本仕立て
  • 主枝と側枝2本を誘引・固定
  • 支柱が3本必要

株の数が少なければ、安定する「3本仕立て」をおすすめします。

ナスの誘引

誘引とは、目標にしている形(多くの場合直立した状態)を維持するために茎と支柱を固定することです。


主茎が伸びてきたら、大きさに合わせて誘引していきます。


茎と支柱を8の字型に紐をかけて結びます。

わびさびすと
わびさびすと

あまりきつく結ぶと茎を傷めつけるので注意しましょう。

ナスの水やり

ナスの生長には多くの水分を必要とします。


果実がついてきた頃からは、特に大量の水が必要となるため、十分に水を与えましょう。

わびさびすと
わびさびすと

ナスは水で作ると言われるくらいです。

ナスの追肥

追肥おいごえとは野菜の生育に従って与える肥料のことです。


ナスの追肥は、植え付けから3週間後に1回目の追肥を行います。
1回目の追肥以降は、2週間に1度のペースで追肥します。


追肥は、葉の先端の真下あたりに施します。

わびさびすと
わびさびすと

ナスは次々とできるので、継続的に多くの肥料が必要になります。

ただし、雌しべが雄しべよりも長くなっていると肥料が足りている証拠なので追肥不要です。

ナスのわき芽かき

基本的に一番花より下のわき芽は全て除去してしまいます。


ただ、始めの頃はまだ葉の数が少なく、わき芽の葉も充分に働くようで、三番花が見えるくらいまでは残しておいたほうがいいとも言われます。


わき芽かきの注意点は以下のとおりです。

  • 手で摘み取る ⇒ ハサミで切ると病気になるおそれ
  • 晴れた日の午前中に摘み取る ⇒ 切り口が早く治る
わびさびすと
わびさびすと

ミニトマトほど神経質にわき芽かきをしなくてもよさそうです。

ナスの下葉かき

下葉かきとは、収穫期の果実より下に茂っている古い葉を全てかき取り、主茎だけのスッキリした状態にすることです。


高さ40cm〜50cmのところについている葉はかき取ります。
また、古くなった葉や枯れた葉も、こまめに取り除くようにしましょう。


下葉かきをすることで、風通しを良くなり、病害虫の発生を予防し、作業性も向上します。

ナスの収穫

ナスは7月上旬〜11月上旬まで長期にわたって収穫できます。


ナスは、収穫が遅れると、皮が固くなり、美味しくない「ぼけナス」になるので、採り遅れないようにしましょう。


ナスの収穫の目安は次のとおりです。

  • 開花後20〜25日経った頃
  • 中長ナス:全長10cm~15cm
  • 長ナス:全長17cm~30cm
  • 大長ナス:全長45cm
  • 丸ナス:直径10cm
  • 小ナス:全長3cm
わびさびすと
わびさびすと

ナスは、光合成で作った養分を夜に実へ蓄えるので、早朝に収穫したほうがいいです。


ナスの収穫は、ヘタの上の部分をハサミで切って収穫します。

家庭菜園でのナスの育て方:まとめ

この記事で紹介する『はじめて野菜を栽培する人へ。家庭菜園でのナスの育て方』を実践すると、野菜作りを始める上での不安や疑問はなくなって、簡単にナスの栽培を始めることができます。


ナスの育て方の全体像を整理してみましょう。

  • 4月中旬
    土作り
    石灰・元肥の投入、畝立て、マルチング
  • 5月上旬
    植え付け
    苗を購入して植え付け
  • 5月中旬~8月下旬
    管理作業
    支柱立て、誘引、水やり、芽かき、摘心など
  • 7月上旬~11月上旬
    収穫
    枯れるまで長期にわたって収穫

このポイントを理解して、しっかりとナスを育てれば、7月には美味しいナスを収穫できるようになりますよ!

わびさびすと
わびさびすと

皆さんのナスが立派に育ちますように!


もっと詳しく勉強したい人にはこちらの本をおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました