辛い、きつい、つまらない?元市役所職員が教える仕事内容の真相

市役所 仕事 内容 市役所から転職
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク
わびさびすと
わびさびすと

元軍人で地方公務員を経て、現在は外資系企業で勤務しているわびさびすと(@wabisabist)です。

  • 市役所職員は憧れるけど辛いって本当?
  • 市役所の仕事ってきついの?
  • 市の職員ってつまらないの?

と疑問を抱えている方のお悩みを解決できる記事になっています。


この記事で紹介する『元市役所職員が教える仕事内容の真相』を知っておくと市役所の仕事の実情がわかるようになります。


私は約12年間の自衛隊勤務の後、社会人経験者採用で市役所職員になりました。
現在は市役所から転職して外資系企業に勤務しています。


市役所以外の公務員と民間企業を経験しているので、市役所の仕事内容について誰よりも客観的に教えられると自負しております。


この記事を読み終えると、本当に市役所の仕事は辛いのか、きついのか、そしてつまらないのか、その真相を知ることができますよ!

市役所職員としての勤務歴

市役所職員の仕事内容の真相をお話する前に、私の市役所職員としての勤務歴を紹介します。


とはいえ、1年半しか勤務していないのであまり参考にならないかもしれませんが(笑)

わびさびすとの市役所勤務歴
  • 1年目:9月-10月
    社会人経験者採用で市役所防災部署へ配属

    2度の災害対策本部を経験

  • 1年目:1月
    消費者行政&法律相談&行政相談を兼務

    相談業務と各種団体事務局を経験

  • 1年目:4月
    市町村防災行政無線整備事業を担当

    実施設計と事業の予算化を経験

  • 2年目:7月-10月
    大規模な震災と水害を経験

    地震、水害、台風と災害対策本部を経験

  • 2年目:3月
    転職

    防災行政無線の実施設計のめどが立ったので転職

1年半の市役所勤務でしたがいろいろと経験させてもらいました。
市役所で培った知識と経験が転職に役立ちました。


この1年半の経験から市役所職員の仕事内容の真相を教えます。

市役所職員の仕事内容の真相

まずは私が経験してきた市役所勤務の1日の仕事の流れを紹介します。


そのなかでひとつひとつの仕事にクローズアップして仕事内容の真相をお伝えしますね。

市役所職員の仕事内容の真相:1日の仕事の流れ

私が勤務していた市役所はどちらかというと田舎の市役所です。
その市役所の防災担当として勤務していました。


平均的な1日の流れはこんな感じです。

市役所の1日の仕事の流れ
  • 08:20
    出勤

    開庁の10分前に出勤

  • 08:30
    朝礼

    市民憲章の唱和と事務連絡

  • 08:30-12:00
    窓口対応とデスクワーク
    • 防災窓口対応:転入者への案内、自治会の防災訓練の相談等
    • 消費者行政等窓口対応:各種相談の対応等
    • デスクワーク:事業の推進、各種団体の事務作業、補助金の申請等
  • 12:00-13:00
    昼休み

    市役所の食堂か周辺の飲食店で食事

  • 13:00-17:15
    外回り
    • 防災資機材の納品や整備、防災行政無線事業の調査
    • 幼稚園や学校等と打ち合わせ、高齢者等の自宅訪問
  • 17:15-18:00
    残業

    決裁、回覧、メール等の処置

  • 18:00
    退勤

    いつも18時前には退勤

特に何もない日はこのような1日の流れです。


ここに台風などの災害が入ってくると日常業務が滞ってしまうので少し忙しくなります。
でも、幹部自衛官の頃に比べれば激務でもなんでもありません。


市役所職員の仕事内容の真相:窓口対応

市役所の仕事で一番イメージしやすい仕事ですね。


市役所にはいろんな窓口があります。
住民票や戸籍、各種届出関係の窓口はアウトソーシングが主流なので、市役所の職員が対応することはほとんどありません。


防災とか環境など少し専門的な知識が必要で、そんなに市民がこない窓口は市役所職員が対応します。
私は防災や消費者行政等の窓口を担当してましたが、窓口業務自体は少し知識があれば誰でもできる簡単なお仕事です。


窓口業務で大変なことといえば、モンスター市民との戦いです。
私が1年半でエンカウントしたモンスター市民はこちら

  • 高貴な身分(自称)の市民、毎日30分以上の対応を強いられる
  • 地球を守りたい市民、定時間際に来て1時間以上温暖化について語る
  • 毎回記憶喪失の市民、30年以上も前のことで毎週クレームを言いにくる
  • 言葉を解さない市民、何か音を発しているが意味不明
  • ハンマーブロス、ハンマーとか消火器を投げてくる
市役所はレアな方がたくさんいます。

モンスター市民とエンカウントすると丸1日つぶれることもあります。
今もどこかの市役所では職員とモンスター市民が戦っているのです。

市役所職員の仕事内容の真相:デスクワーク

市役所職員の主な仕事はデスクワークになります。


デスクワークの内容は大体このような内容です。

  • 担当事業の推進
  • 議会対応
  • 予算・決算事務
  • 各種団体の事務
  • 補助金の申請
  • 国や都道府県の調査依頼
どれも簡単だけどめんどくさいです。

メインは担当事業の推進です。
その担当事業についてまわるのが、議会対応予算・決算事務です。


議会対応と予算・決算事務は、国家公務員に比べればはるかに楽なのですが、レベルが低すぎて嫌になります。
特に議会対応はインターネットで調べればすぐにわかることをわざわざ質問してくる低レベルな議員もいるので大変です。


各種団体の事務は、その団体の会長や役員のお世話です。
担当する団体であたりはずれがありますが、市民と直接活動できる数少ない仕事のひとつです。


補助金の申請国や都道府県からの調査依頼は、ただひたすらにめんどくさい作業です。
これらがスリム化されれば、市役所職員の残業も確実に減ります。

市役所職員の仕事内容の真相:昼休み

昼休みは1時間ずつ交代でとります。


私は絶対に市役所の外に出ていましたが、なかには自分の机上で昼食をとっていたひともいました。
でも市役所のなかにいると、市民からは休憩中であろうと市役所の職員です。
高確率で窓口対応や電話対応におわれます。


市役所のなかにいては、昼休みをほとんどとることはできません。

市役所職員の仕事内容の真相:外回り

外回りも市役所の仕事のなかではイメージしやすい仕事だと思います。


外回りができる部署は限られていますが、私は防災担当だったのでよく外回りをしていました。

  • 防災資機材の納品や整備
  • 防災行政無線事業の調査
  • 幼稚園や学校等と打ち合わせ
  • 高齢者等の自宅訪問
癒しの時間です。

外回りでは、担当する事業に関する業務を主体的に行うことができます。


車では通れないところもたくさんあるので、自転車や徒歩で市内を巡ります。
ちょっとした冒険感覚で仕事ができるうえ、いろんな発見があります。
また、途中で出会う市民に担当する事業に関することを聞いたりしていました。


個人的には市役所の仕事で一番楽しく、有意義な時間でした。
外回りがない部署だったら1年以内に退職していたでしょう(笑)。

市役所職員の仕事内容の真相:残業

定時で帰れる市役所職員はほとんどいません。
とはいえ、通常時に何時間も残業することもありません。


ちょっとした残務処理が残ってしまうので、30分ほどの残業はあります。
たまに何時間も残業している職員がいますが、仕事の要領が悪いかただのアピールです。


私の月の残業時間は10時間程度でした。
台風の時期になると災害対応が出てくるので少し多くなります。


それでも一般的なサラリーマンに比べると質・量ともに少ないほうですね。

元市役所職員が教える「辛い、きつい、つまらない」の理由

私の1年半の市役所勤務、そして自衛隊や外資系企業での勤務から、市役所の仕事が「辛い、きつい、つまらない」と言われる理由を考えてみました。

  • 毎日がストレスフル
  • 世間が言うほど給料が高くない
  • 意味を見出せない仕事が多い
合わないひとは苦痛だよね。

いろんな理由が考えられますが、この3つに集約されます。
ちなみに私が市役所を退職した理由は他にもあります。


市役所の仕事が辛い理由:毎日がストレスフル

窓口対応でもお話しましたが、市民との関わりは想像以上にストレスがたまります。


窓口対応の話は一例に過ぎません。
課長や部長になっても市民との関わりはずっと続きます。
出世すれば市民からの要望や期待も大きくなるので、かかるストレスも大きくなります。


さらに仕事上の関わりだけで済めばいいのですが、同じ市内で生活していたら休日等のプライベートにまでそのストレスが及ぶこともあります。


このように市役所職員は毎日ストレスを抱えながら生活することになりがちです。

市役所の仕事がきつい理由:給料が高くない

自衛隊や外資系企業に比べると、市役所の仕事はそんなに難しいものではありません。
ただ、給料のわりには仕事内容はきついと思います。


というのも、市役所職員、特に40歳以下の職員の給料は驚くほど低いです。
地方公務員の給料が高いと言われるのは、50歳以上の職員の給料が高いからです。


私は30代で自衛隊から市役所に転職しましたが、年収は500万円弱でした。
自衛官だった頃の年収と比べると約200万円下がります。
また、現在勤務している外資系企業と比べると約350万円も低くなります。


このように市役所職員は世間が思っている以上に安い給料でストレスフルな毎日を送っています。

市役所の仕事がつまらない理由:意味を見出せない仕事が多い

市役所職員の仕事は、議会対応のようなプロレスごっこや補助金の申請、国や都道府県の調査依頼といった単なる作業ばかりで、意味を見出せる仕事はほとんどありません。
担当する事業も決裁を上げる過程で無能な上司に改悪されて無残な状態になることも多々あります。


当たり前のことですがこのような状態が続くと、やりがいがなくなってしまい、仕事がつまらなくなってしまいます。
この状態が続くのが市役所の仕事なのです。

まとめ:元市役所職員が教える仕事内容の真相

以上が元市役所職員が教える仕事内容の真相です。

市役所の仕事内容の真相
  • 仕事が辛い理由:毎日がストレスフル
  • 仕事がきつい理由:給料が高くない
  • 仕事がつまらない理由:意味を見出せない仕事が多い

このように市役所職員の仕事は、ストレスフルで給料が安く意味を見出せない仕事です。
私は1年半の勤務でしたが、おなかいっぱいです(笑)。


でも、市役所職員という仕事の重要性と必要性は感じており、今でも尊い仕事だと思っています。
できることなら、50歳を過ぎたときにまた働いてみたいと思えるところです。

タイトルとURLをコピーしました