作成したWebアプリを全世界に公開することは大きな意味があります。
どの企業でも1人でオリジナルアプリを作った上で公開、さらには人を集める経験がある人は重宝されます。
いきなり人を集めるようなWebサービスを作ることは難しいですが、一度公開する経験をしておくことは十分意味があると言えるでしょう。
とはいえ、人が集まらないサービスのために費用をかけたくない!という人もいるかと思うので、この記事では
- 無料で使えるWebアプリ公開のサービス
- Webアプリを公開する前の確認項目
を紹介していきます。それでは見ていきましょう。
Webアプリケーションを無料で公開する4つのサービス
Heroku

まず初めに紹介するのがHerokuです。
Herokuのメリットは、個人利用であれば無料で多くの機能を使える点です。
日本語の情報も充実しているので、初めてWebアプリケーションを公開するという人は他に挙げている選択肢を全て無視してHerokuを使うといいでしょう。
Herokuで全世界にサービスを公開する方法については以下の記事が参考になります。
Herokuを使うべき人をまとめると以下のようになります。
- 初めてWebアプリケーションを公開する人
- PHPやRuby、Javaなどでアプリケーションを作成している人
- とりあえず自身の作成したアプリを公開したい人
Netlify

続いて紹介するのがNetlifyです。
Netlifyは数年前から少しずつ話題になってきたサービスですが、Herokuとの大きな違いとして挙げられるのがHTTPS対応が1クリックで簡単に行えるという点です。
今やGoogleもSSL化していないサービスに警告を表示しており、HTTPSを利用すべき理由を強く打ち出しています。
したがって、もしサービスの公開だけが目的でなく、サービスの運用まで想定するなら、HerokuではなくNetlifyを使うほうがいいですね。
- 小規模なサービスの運用まで考えている人
- 難しい設定をあまりしたくない人
Firebase

3つ目に紹介するのはFirebaseです。
Firebaseの大きなメリットはHerokuやNetlifyよりも、さらに機能が豊富という点です。
具体的に言うと、Firebaseを利用することによって以下の機能をより簡単に実装することができます。
Firebaseは機能が非常に多く、慣れればWebアプリケーションの開発速度を大きく上げることができます。
ただし、その分学習コストも必要とするので、とりあえず公開だけしたい!という人は他のサービスの利用をおすすめします。
また、基本的にPHPやRuby、Node.jsなどのサーバーサイド言語はAPIとしてしか利用できないため注意する必要があります。
- 高速にWebアプリケーション開発をしたい人
- 何度かアプリケーションを公開したことがある人
AWS Amplify Console

最後に紹介するのが、AWS Amplify Consoleです。
Amplify Consoleの優れている点としては、他のAWSのサービスと組み合わせることによって、サービスの機能を大きく拡張できる点です。
以下に例を挙げてみましょう。
ただし、これらもAWSの事前知識が必要になるため、学習コストは決して低くないといえます。
より規模の大きなサービスを運用したい!となった際に、導入を検討してみるといいですね。
- より便利なアーキテクチャを組みたい人
- AWSの知識や経験が豊富な人
Webアプリケーションを公開する前の確認項目

特に初めてWebアプリケーションを公開した人にありますが、とりあえず公開できればOKという考えになりがちです。
しかし、せっかくWebアプリケーションを公開したとしても、動作しなければ公開する意味も半減してしまいます。
したがって、Webアプリケーションを公開する前に以下の2項目について確認しておきましょう。
ソースコードのバックアップを取る
まず、必ず公開する前にソースコードのバックアップを取っておきましょう。
Gitで管理していれば大きな問題にはなりませんが、Gitを使用していない人であれば、ソースコードをzipに固めて今日の日付をつけてバックアップしておきましょう。
なぜなら、ローカル環境で動いたのに本番環境では動かないというのは誰もが一度は経験する壁だからです。
ローカルで動くのに本番環境で動かないクエリ
— もず (@bratsche_lagoon) December 23, 2019
意味が分からない( ˙-˙ )
IE8との対決はデモ実装はちゃんと動いて、本番環境では動かないところまで来てしまって、もう完全に本番環境を再現するしかないところまで来てしまった…HTML/CSSでここまで追い詰められるとは…たいていデモ実装して動いたら移植して動くようになるのに…
— wada811 (@wada811) March 27, 2015
その際にやりがちなのが、修正のためにソースコードを編集してローカル環境も動かなくなるケースです。
ローカルで動いていたものが動かなくなるようになると、結構辛いです。
ですので最低限、ローカル環境では動く今の状態をバックアップしておきましょう。

バックアップは本当に大事!
動作確認のテストを行う
続いて、公開前のテストはできるだけ入念に行うようにしましょう。
急にサービスに人が集まるわけではないですが、それでも数人は見に来てくれるのでバグを発生させた状態でサービスを公開はあまりしない方がいいですね。
また、そもそも一度公開までできてしまえば、少しバグがあったとしても修正するのが面倒で放置してしまいがちです。
15分ほど画面でぽちぽちクリックしていけば、最低限のテストは十分できるかと思いますので、早めにバグを修正して公開作業をしていきましょう。

バグのない状態でリリースすることが大切!
Webアプリケーションは公開してからが本番

ここまでお話してきたようなサービスで、Webアプリケーションをバグのない状態で公開したとしても実はまだ終わりではありません。
Webアプリはリリースして終わりではなく、リリースしてからが本番です。
というのも、あくまで最初に公開するのは、ほとんどの場合サービスと呼ぶには程遠いレベルのものかと思います。
ですので、可能であれば「リリースしたら終わり!」ではなく、どんどんと機能追加をしてよりよいサービスを作っていきましょう!
まとめ|Webアプリは公開まで行うことが大事

ここまでWebアプリを公開するのに使える無料サービスやリリース時のチェック項目を紹介してきました。
公開サービスには、Herokuといった簡単なものから、FirebaseやAWS Amplify Consoleなど、機能は豊富だけど扱うのが難しかったり、学習が必要だったりするものまであります。
この記事を参考に、あなたの目的に合ったサービスを利用してくださいね!
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